2018.11.30
【西日本・ブログ】減災教育プログラム 指導者トレーニングに参加してきました
関西校ディレクターの赤尾(ロブ)です。
今回、11月27日(火)~29日(木)に神戸市立自然の家にて72時間サバイバル教育協会主催のコーチ研修を受けてきました。
「子どもたちが自分で生き抜く力を身につける」をコンセプトに活動している団体です。
災害がいつどこで起きてもおかしくない日本社会となってきました。
その中で、どうやって生きていくのかということと子どもたちにどのように伝えていくのかを学んできました。
今、子どもたちでもわかりやすく、学びやすい本を出版されています。
「もしときサバイバル術Jr.」という本です。
この本に沿いながら講習を行っていくわけですが
その中で特に感じたことは講習ですが自分で考えて答えや行動を起こすものばかりでした。
よく「聞いたことは忘れる、見たことは覚える、やったことはわかる」とよく言われています。
今回はその中で「やったことはわかる」ということを体験的に学びました。
もちろん講師の方から道具の適切な使い方などは聞きますがそれ以外のことは自分たちで実際に行い、答えを自分にとっての正解を探していきます。
そうすることで聞いた情報だけでなく、「使えるな!」というスキルを身につけました。
講師からの問いかけに参加者全員で考えます。
習ったことをやってみて、お互いにアドバイスを伝えます。
使ったことがない道具は一度デモンストレーションを見せていただきます。
特にネットの情報を鵜呑みにするのではなく、その情報も一度やってみることが重要です。
例えば、水を濾過するために濾過器を作りましたが手間もかかったうえに全然、きれいな水になりません。。。
実際に災害が起こった時に作れるのかといわれると私は無理だなと感じました。
それであれば小さい浄水器を常備しているほうが使えます。
ブルーシートで寝るところを作ったり、少ない食糧でおいしくお腹がふくれるご飯を作ったりという体験を行いました。
様々な体験を2泊3日かけて行いました。
そうやって、体験をして、自分たちで考えていくからこそ知識やスキルは身につくものだと実感しました。
実際に火をつけてみます。
今後、当団体としても災害時にも役に立つようなプログラム、情報を提供していきたいと思います。
また、災害時だけでなく、普段の生活の中でも「自分で生き抜く力を身につける」ことができるようなプログラムをこれ以上に作ってみなさんに提供していけるように頑張っていきたいと思います!
関西校ディレクター
赤尾(ロブ)
2018.11.09
【西日本・ブログ】子どものスキーウェア、どう選ぶ?
12月に入り、各地で雪も観測されてきています。
今回は、スキーウェアと手袋の選び方についてご紹介します。
スキーウェア
スキーウェアはつなぎのタイプとセパレートタイプがあります。
〈セパレートタイプ〉
メリット
・着脱しやすいのでトイレがしやすい
・足首のところにパウダーガード(雪が侵入を防ぐもの)がついていることが多い。
デメリット
・雪遊びの際に腰から雪が侵入しやすい
〈つなぎタイプ〉
メリット
・セパレートではないので腰付近から雪が侵入しない
デメリット
・着脱しにくく、トイレがいきにくい
・パウダーガードはついていないことがおおい。
各ウェアで特徴が違うので、用途やお子さんの状態に合わせ、お選びください。
〈セパレートタイプ〉 → スキーに向いている
〈つなぎタイプ〉 → 雪あそびに向いている
ただし、ちびっこのものはつなぎタイプのウェアが多いです。
スキー手袋
手袋もいくつか種類がありますが、今回は5本指タイプとミトンタイプを紹介いたします。
〈5本指タイプの特徴〉
・指すべてが独立しているので操作性が高い
・汎用性が広い
・一般的で購入しやすい
〈ミトンタイプの特徴〉
・指が密着しているため保温性が高い
・着脱が楽
・乾きやすい
各手袋で特徴が違うので、用途やお子さんの状態に合わせ、お選びください。
〈5本指タイプ〉 → 中級者以上のスキーするお子さん、雪遊びなど
〈ミトンタイプ〉 → 初心者のスキー、非常に寒いときなど
どちらを使用していただくにしても手首が長いものを選んでいただくと雪が入りにくく快適に活動ができます。
個人的にはミトンは暖かいことと、一回外しても再度、グローブをはめやすいのでミトンがおススメです。
しかし、雪遊び時は5本指タイプを使用していただくのがおススメです。
まとめ
スキーウェア、スキー手袋共に特徴が違いますので用途に合わせて選んでいただくことが重要です。
ただ、いくつも購入するには金銭面的に負担がかかる。。。といった課題も。
ウェア→セパレートタイプ
スキー手袋→5本指タイプ
を準備していただくとどのプログラムにも適用します。
※5本指タイプはスキー時に外してしまうと再度つけることが大変ですのでスキーメインの方はミトンタイプがベター。
解説動画
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2018.10.01
【西日本・レポート】受託プログラム 宿泊研修
関西校スタッフ池田です。
先日、東京校の受託プログラムにスタッフとして参加してきました!
ある中学校の宿泊研修。場所は国際自然大学校の日野春校です。
今回のプログラムの中心は、プロジェクトアドベンチャー。
プロジェクトアドベンチャージャパン(ウェブサイト)
http://www.pajapan.com
チームで課題にチャレンジする中で、メンバーの関係性の構築、それぞれのコミュニケーションについて、リーダーシップについて学んでいきます。
例えば、
仲間に安全を確保されながらのクライミング。
数が限られた足場を使って、川を渡る!
人数分ないし、向こう岸まで届かない!どうにかして、一つの足場に二人乗って、空いた足場を先頭に送って…しかも、足を離すと貴重な足場が流されてしまいます。
などなど…
(写真はすべてスタッフでトライしてみているものです)
どれも「協力したり」、「息を合わせたり」、「信頼して身を任せたり」しないと解決しない課題です。
単なる擬似体験ですが、実社会の中でも、
「協力したり」、「息を合わせたり」、「信頼して身を任せたり」して解決していく力が必要な場面はたくさんあります。
体験からそれらの力を学びとっていく仕掛けは今回の宿泊研修だけのものではなく、普段のアースレンジャーやキャンプ・スキーと共通するものがあります。
「川を渡る」という課題が、
アースレンジャーの中では「すなのお城をつくる!」
ということになったり、
スキーキャンプでは「スキーが上手くなる!(グループでレッスンだから他の子を待ったり、待ってもらったりしながら…)」
ということになります。
アースレンジャーやスキーキャンプで、質の高い体験を起こすことができるよう今後ともがんばっていきます!
関西校スタッフ池田(すかぶー)
2018.09.27
【西日本・レポート】応急手当ての資格更新
こんにちは。関西校スタッフ赤尾(ロブ)です。
先日、奈良教育大学にて、応急手当ての資格更新に行ってきました!
今回更新したのは、
Wilderness First Responder(WFR)レスキューと通信ができず、12時間以内にレスキューが到着しない可能性のある、主として数日間の野外指導で用いる野外救急法です。
Wilderness Medicine Training Center (ウェブサイト)
日帰りのアースレンジャーで、12時間レスキューが来ない(つまり救急隊が来ない)ような場所で活動することはありません。
現在実施中のプログラムの中でもっとも過酷な「無人島キャンプ」でも1時間ほどで診療所までは行けるような体制で実施しています。
ただ、指導者としては備えておいて損はなし。
野外で仕事をするものとして、どんな時にでも自分を守ることができ、周りの方を助けることができる存在でありたいと思っています。
もちろん、普段のアースレンジャーやキャンプ・スキーにもこのスキルはいきています。
内容はかなり医学的。
そして、シュミレーションが中心です。
かなりリアルですが、傷病者役。血のりです!
これからも安全第一!
しっかり勉強して、安全で楽しいプログラムを提供して行きます。
赤尾 ロブ
2018.07.20
【西日本・新着】熱中症対策について
夏キャンプにご参加いただく皆さまへ
この度は、当校の夏キャンプにお申込みいただきありがとうございます。いよいよ、来週より夏キャンプがスタートします。
我々も指折り数えながら、皆さまとお会いできる日を楽しみにしております。
さて、ここ数日も各媒体で報道されています通り、今夏は「酷暑」と呼ばれるほど暑くなるとの予報がされております。すでにお申込みいただいている皆さまも不安に感じておられることと存じます。
「熱中症をおこさない」「早期発見をする」ことが重要と認識のもと
◆当校では以下の熱中症対策を、全キャンプ共通で実施します◆
1.こまめな水分補給・休憩
⇒活動中15分に1回を目安に、運動強度・気温などを見ながら適時水分補給、休憩を行います。
⇒グループを担当するスタッフが、口頭での給水指示だけでなく、一人ひとりのお子さんが「飲んだか」を目視で確認するようにします。
⇒主体は屋外になりますが、休憩は基本的に日陰や室内などで取るようにします。
2.「塩分タブレット」や「スポーツドリンク」の補給
⇒熱中症予防に必要な塩分を補給するために行います。
回数は当日の暑さ指数や運動強度、お子さんの状態を見ながら調整します。
3.日陰での活動実施
⇒日陰で活動が実施可能な場合、日陰を優先的に選び直射日光によるダメージ緩和を図ります。
4.夜間でも水分補給がとれる環境整備
⇒施設泊の場合は、共有スペースや廊下等にウォータージャグを準備します。
⇒テント泊の場合はテント内に水筒を持ち込み水分補給できるようにします。
⇒いずれの場合も、夜間いつでも水分がとれる環境をつくり脱水対策します。
5.定期的な体調チェック
⇒活動中、グループ担当スタッフがこまめに体調を確認します。
その他にも、活動地や活動内容、天候にあわせて、熱中症を予防する対策を講じてキャンプ運営をしてまいります。
また、当校常勤職員(キャンプディレクター)およびキャンプスタッフは今夏キャンプにあたり、事前に「熱中症」に関して以下の内容を研修で学び、参加しております。
*熱中症の原因や症状の理解(予防・早期発見)
*万が一、熱中症になった場合のケア方法の理解
常勤職員はメディックファーストエイド(救急法)の講習を定期的に受講し、万が一、熱中症になった場合のケア方法の理解などについて研修を受けております。
いずれにしても、「熱中症をおこさない」「早期発見する」ことが重要と認識しております。
当校では、お子さま一人ひとりにとって心に残る体験や、成長の手助けとなるような体験を提供したいと思い、日々準備しております。「高温化での活動」というリスクをしっかり認識し、適切な対応を図りながら活動を実施してまいります。
また、スタッフのみならずお子さま自身が「熱中症」に関して少しでも理解し、意識することが大事であると考えます。
それもまた、当校にとって大事な「安全教育」と捉えております。
発達段階に合わせた声かけや注意喚起(セーフティトーク)を通して、子どもたちと一緒に一人ひとりの健康を大切に取り組んでまいります。
何か熱中症のことでご心配な点がございましたら、遠慮なく当校までお問い合わせください。
皆さまとキャンプでお会いできることを、楽しみにしております。